Sauber C23 Italy GP 製作中
TABUから2003-GAをC23に改造するデカールが出ていましたので製作します。
C23ってカラーリング的にカッコいいですから。
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['18.08.19]
今日完成したのですが、ちょこちょこ撮りためていた画像で製作の様子をご紹介致します。
サフの上に白塗装したらマスキングして青塗装です。
実車画像を見ると青はもっと薄い色なのですが、写真によっては濃く写っているものがあり、濃い方がカッコいいので濃くしました。
ウレタンコートすると多少明るく見えてきます。
マスキングを剥がすとこんな感じ。
青がムラにならない様にしっかり吹いたので、塗膜がだいぶ厚くなってしまいました。
画像では分かりませんが、メタリックになる様にウェーブのマイクロパールパウダーを混ぜています。
メタリック粒子が粗いメタリック塗料は使いません。
マスキングでは塗料の吹きこぼれが出ますので、マスキングテープをガイドにペーパーで水研ぎしてラインを綺麗に整えます。
マスキングテープはフリーハンドで切り取って、貼り付け位置を変えながらペーパーで削り落としていきます。
さて久々にエクセル画像による『塗装やマスキング工程』をご紹介をしたいと思います。
ちなみに、自分の場合はこうしてるってだけなので、あくまで参考としてご覧ください。
キット母材を600番ペーパーで表面処理したら缶スプレーのサーフェーサーを吹き、1色目の塗装(今回は白)をします。
そして次のマスキング塗装をする前にクリア塗装をしておきます。
自分は缶スプレーの艶有りクリアを1回吹きます。
塗装と塗装の間は最低1日以上空けます。
クリアが乾燥したらマスキング塗装(青)をしますが、テープを剥がすと必ずと言っていいほど吹きこぼれが出ます。
青で残したい部分をマスキングテープで隠して、吹きこぼれ部(及び余分な青塗装部)を1000番くらいのペーパーで水研ぎします。
水研ぎで研磨粉を浮かしながらやらないと、研磨粉がクリア塗装面に食い付いて色が残ってしまう場合がありますので注意です。
画像から分かる通り、青塗装の前にクリアを吹くのは水研ぎ時に白塗膜まで削ってしまわない様にするためです。
水研ぎが終わったら、こうなります。
今回は青塗装の上に水色のマスキング塗装を重ねるので、同様にクリアを吹いてから同じ作業を繰り返しました。
デカールを貼る直前には、デカールが塗面にしっかり密着する様に全体に再度クリアを吹きます。
そしてデカール貼り。この作業が最後の組立ての次に楽しい工程です。
塗面がウネウネだったり、デカール軟化剤で塗面の艶が落ちたりしますが、ウレタンを吹けば気にならなくなります。
インダクションポッド横の赤牛デカールはそのまま貼ると黄色塗装の境界ラインが透けるので、いつもやってる様に
牛の下だけ、黄色を薄くエアブラシでグラデーションの様に塗り伸ばしています。(画像は撮り忘れました。。。)
デカールを1日以上乾燥させたらウレタンクリアを吹きます。この時点での層はこの状態です。
ウレタン塗装の膜厚は、研ぎ出し後にデカールの上にどれくらいのウレタン塗膜を残したいかを考えて吹きます。
自分の経験上、デカールの上のウレタン塗膜が薄いと、経時でその塗膜がシワシワになってくる場合が有ります。
なので自分のウレタンはいつも厚厚です。
ウレタン塗装は、塗膜をなるべく均一にするために、吹いた塗料が固まる30分くらいの間隔を空けて2〜3回吹きます。
全パーツを順番に吹いていると、勝手に30分以上は空きます。
最初は2倍弱に薄めたシャビシャビのウレタンで一度全体を薄くコーティング。
その後1.3倍くらいに薄めた、濃い目のウレタンで塗膜を増していきます。
大きいパーツは遠くのウレタンがすぐに白くカサカサになってしまうので、こまめにシンナーのみを吹き、どんどん溶かして表面の平滑を維持します。
なので、自分の場合はウレタン(GP1)とセットになっているウレタンシンナーだけでは足りないため、単品(1本500円)で補充しています。
この時、シンナーがたれるくらい吹いてしまっても、すぐに揮発するのであまり神経質になる必要はありません。
最初にシャビシャビのウレタンで全体コートする理由は、このシンナーのみがデカールに直接かからない様にするためです。
いきなりドバっとウレタンを吹くと、密着の悪いデカールが浮いてくる事もあるので、それの防止にもなります。
自分はエアーブラシを1つしか持っていないので交互に吹いていますが、カサカサになったウレタンは1秒でも早く溶かした方がいいので、2つ同時に使用すると超楽だと思います。
ウレタンを吹く時は、エアブラシとパーツの距離は10cmくらいにしています。あまり遠いと真っ白になります。
気圧は低めにし、吹くというよりは修正テープを貼る様にウレタンを置いていく感じに。
気圧が高いとパーツに着いたウレタンがその風圧で外側に移動してしまい均一な膜厚が得られなくなってしまう気がしますし、塗料の節約にもなります。
ウレタンが硬化したら1000番→2000番→ラプロス6000番で水研ぎし、デカールの段差を消します。
先ほど書いたとおり、ウレタンは厚めに吹きます。
薄いと、ペーパーで段差を消している途中でデカールが露出してきます。
コンパウンド磨きでも意外にウレタン層は削れて薄くなっていきますので、それら全工程を考慮して狙った膜厚になる様に繰り返し吹きます。
これは感覚的なものなので、失敗を経験する事で身に付くんですけどね。
で、ナンダカンダで完成しましたが、カメラいまいちだな〜
完成品はギャラリーでどうぞ。