Benetton B195 Renault Japan GP  製作中 《 1 》

 

今回のマシンは95年にシューマッハーが二度目のチャンピオンを獲得する事になったベネトンB195です。

10年以上前なので実は特にレース展開の印象が残っていないのですが、マシンがカッコいいのでずっと作りたかった一台です。

 キットは韓国のアカデミーというメーカーでB195はこのメーカーの商品しか見た事がありませんが、いろいろなサイトでキットの出来が

あまり良くないと書かれているのをよく目にするので、少々気合が必要な様です。

 

今回の資料は

 ・・・まずレースを振り返り、作るGP仕様を決めます。

今回はベネトンで最後の優勝を遂げ、コンストラクターズチャンピオンシップも決定づけた日本GP仕様で製作する事にしました。

 

 ・・・細かいディティールはこの資料がベスト。

 

≪Kit≫

 

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[07.10.8]

 

ボディーです。ヘッドレストの形状が違うので修正が必要です。韓国のキットという事で精度を心配していましたが、

モノコックとエンジンカウルの合わせはそんなに悪くなく安心しました。

 

レジンキットに比べてプラモデルは重量感が無いので、重量感を出すために金属を埋め込みます。その他の隙間にはパテを充填。

エンジン周辺にもボルト・ナットを配置し、完成後足回りが変形しない程度に持った時の重量感を演出します。

 

今回はカウル脱着不可のプロポーションモデルで製作しますのでエンジンは組んでしまいます。

サスペンションもカーボンデカールは貼らず黒塗装とするので、一緒に組んでしまいました。

 

 

日本GPのフロントウイングはストレートです。キットのウイングは両端が上に持ち上がっているので変更が必要です。

プラバンなど別素材で新作する方法もありますが、今回はキットの物を変形させて使用したいと思います。

ライターで変形させたい部分を軟化させ、写真の様にストレートにします。あとはパテとヤスリで形状出しを行います。

加熱は距離を取ってゆっくりと時間をかけて行います。急いで加熱しようと火を近づけると着火してしまうので注意が必要です。

 

 

給油口ですが、キットには表現されていないので改造したいと思います。

金属の素材感は捨てがたいので、写真のフィラーキャップを購入しました。

 

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[07.10.10]

 

 

 アンビリーバブル!! タミヤのベーシックパテを重量UPのために充填していたのですが、パテのシンナー成分がプラに浸透し軟化させ

変形してしまいました。シワになっている部分はフニャフニャで、腐りかけのバナナみたいです。最悪。。。若干予想はしていたので

3度に分けて2mm程度ずつ盛り重ねていったのですが、思ったより乾燥時間が短く、シンナー成分も強かったようです。完全に失敗。

もう投げ出そうかとも思いましたが失敗はいつもの事。これを修正し乗り越える事で上達すると信じ継続したいと思います。

しかし1日経っても軟化した部分が固まりません。パテの部分は硬化したのに。。。もしかしてプラ部はこのままなのかも・・・(そんな事ないハズ)

 ドライヤ−で乾燥させてみよ。(溶けたら今度こそ修復不可能かも)

 

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[07.10.14]

 

ドライヤー乾燥法は効果がありませんでした。軟化したプラ部がだいぶ硬くなってきたので補修を開始しました。まずは研ぎ出し時の剛性を

確保するために内部に光硬化パテを充填します。作業を進めていくうちに、やっぱり内部のプラ部が硬化していない事に気づいたため、

思いきって軟化した部分を剥ぎ取りました。悲惨な状況。。。 

 

 表面を整形するために、多めに硬化パテを盛ります。その後カッターでだいたいの形状まで切削し、ペーパーで整えます。

 

サフを吹いて一段落です。

 

ヘッドレストも形状変更です。光硬化パテは作業の進みが早く、ヒケも気にならないので重宝します。

但しティレル019で失敗した、塗装表面に黄色成分がにじみ出てくる現象を回避するため、下地を何重か重ねます。

コックピット内部の側面はキットのままだと空間だらけで見栄えが悪いので、プラ板で壁を作りました。

インダクションポッド開口の下面もプラ板で塞ぎました。

 

全体にサフ吹きしてみましたが、先にリアカウルを接着してしまったので合わせ目のモールドが消えてしまいました。

サフ吹き前に彫っておくべきでした。ペーパーで削って再度モールドを彫ります。

 

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