Dallara F301 MUGEN HONDA Macau GP
[10.10.16]
フルスクラッチで製作し始めた佐藤琢磨マカオF3優勝マシンのダラーラF301ですが、 オートモデラーズカフェの協力を得て、
T−MODELブランドとしてキット化させて頂く事になりました。原型製作にあたりご助言頂いた方々、励ましのお言葉をかけて
頂いた方々に、この場をかりて感謝申し上げます。ありがとうございました。
琢磨は2000年からイギリスF3に参戦し、初年度はチャンピオン獲得とまではいきませんでしたが、シリーズ終盤まで王座争いを演じました。
2年目となった2001年は開幕前からチャンピオン候補としてライバルにマークされ厳しい幅寄せや追突を受けましたが、力強い走りを見せ
シリーズ後半で余裕のチャンピオン獲得となりました。そしてこの実績を買われF1日本GP前に翌年ジョーダンからF1参戦が発表されました。
マカオGPは琢磨が小さい頃から目標にしていたレース。F1デビューが決まっていたため、もしマカオで無残な結果を出してしまったら
F1デビューに悪影響が出るとの心配もありましたが、予選からフロントローを獲得し決勝も独走で優勝。日本人初のマカオ制覇となりました。
そんな琢磨のF1行きを決定付けたダラーラF301。ガレージキットメーカーからいつまで経っても出ないため、自分で作ってしまいました。
2008年のスーパーアグリ撤退から琢磨はF1から離れています。再度琢磨がF1のフィールドに戻ってくるのは非常に難しいと思いますが、
琢磨ほどファイティングスピリットを持ったドライバーはいないと今でも思います。僅かな希望を持って、頑張れ琢磨!
箱のラベルはマシンのノーズサイドをイメージしました。
初の原型製作となりましたが、模型中級者を対象にしたガレージキットとしては最低限のレベルは確保出来たと思います。